五十嵐、メッツと2年契約＝中継ぎとして期待－米大リーグ

　【ニューヨーク時事】米大リーグ、メッツは17日、ヤクルトからフリーエージェント（FA）となった五十嵐亮太投手（30）と2年契約を結んだと発表した。球団公式サイトによると、年俸は2年総額300万ドル（約2億7000万円）プラス出来高払い。
　五十嵐は「メッツからオファーが届いたときに、この球団で米国でのキャリアをスタートさせたいと思った」と、球団を通じて談話を出した。
　メッツは中継ぎ右腕プッツがFA移籍し、ブルペンが手薄な状況で、今季35セーブを挙げた抑えのフランシスコ・ロドリゲスにつなぐ重要な役割を任される可能性もある。
　五十嵐は千葉・敬愛学園高からドラフト2位で1998年にヤクルト入り。速球を武器に救援で活躍し、2004年に37セーブで最優秀救援投手のタイトルを獲得。同年、球速表示で日本投手最速タイの158キロをマーク。今季は56試合に登板し、3勝2敗3セーブ。通算では507試合、47勝29敗54セーブ、防御率3．25。
　メッツでプレーする日本選手は10人目となる。