奇跡の逆転で優勝決定、「運命を信じるよ」とQBブリーズ

eroto193

2009年12月07日 11:59

ニューオリンズ・セインツのクォーターバック(QB)ドリュー・ブリーズいわく、「のろいについてはよく知らないが、運命は信じるよ。全ては起こるべくして起こるんだ」。33対30の奇跡的な逆転勝利で開幕12連勝とし、NFC南地区優勝を決めた司令塔の、心の底からの言葉だ。

 セインツはワシントン・レッドスキンズに7点ビハインドで終盤を迎えたが、第4Q残り約7分で相手が23ヤードのFGをまさかの失敗。直後の攻撃で、ブリーズはワイドレシーバー(WR)ロバート・ミーチェムへの53ヤードのTDパスを含む80ヤードのドライブをタイムアウトなしで成し遂げ、オーバータイムでの勝利につなげた。

 この日のセインツは、第2QにもブリーズがINTを許した直後にミーチェムがボールを奪い返して44ヤードファンブルリターンTDの離れ業を見せた。同僚のラインバッカー(LB)ジョナサン・ビルマは「クレージーなプレイだった。誰もが熱くなったよ。時には幸運が好プレイを凌駕することもあるってことだ」と、ラッキーな面も否めなかった辛勝を振り返っていた。